東京~札幌 新幹線+特急ルート(JR)がもっと競争力を高めるには
※やや長いです。
12月上旬に、東京⇔札幌を新幹線と特急乗り継ぎで往復してみて思ったこと(ツイ)をまとめてみた。
よく比較に出される東京~博多だってあれ20分に1本くらいだっけは出てるからな。博多駅でこんなに頻繁に「東京」行きの文字見れるんだってびっくりしたよ。特にこっち(札幌方面)は飛行機だとどうしても冬の天気の問題あるから現実的な別ルートあるってけっこう違うと思うんだけどなー
— にせすか (@nisesuka) 2016年12月10日
現状の在来新幹線乗り継ぎだと単純に時間がまだ長すぎるっていうのと乗り継ぎあることでの抵抗感あるだろなー。最速3時間+3時間+乗継15分くらいになればまだ…。あとは単純に切符代高いのと東京からだと指定取りにくいっていうのがせっかくのいい所(自由席あれば利点の飛び乗りできるのに)なー
— にせすか (@nisesuka) 2016年12月10日
今の東京~札幌だと、下りは13:20→22:00くらい、上りは14:44→23:04って感じでだいたい8時間半か。これが青函トンネルどうにかして新幹線最速3時間、在来線特急側も3時間運転復活させて、間の乗り継ぎは15~30分くらいとなれば今よりはかなり早く感じるんじゃないかな
— にせすか (@nisesuka) 2016年12月10日
※札幌~函館の特急スーパー北斗はかつて3時間切ってた時代もあった。
参考:
歴史⑤ / 札幌~函館 特急「スーパー北斗」「北斗」 - ゲニウス(北)の北海鉄旅いいじゃないか
あとはせっかくいざとなれば自由席飛び乗りできるって利点が、全指定席で消されてるのと、東京側からだと席埋まりやすくてなかなか取れない。あとは何かしらの往復切符(デフォルトである往復割引にもうちょい+αした感じ)作って割高感消せばもうちょっと使う人増えないかなーとは
— にせすか (@nisesuka) 2016年12月10日
今でもえきねっと/JR北ネットきっぷだと、新幹線区間は大幅割引あるけど、在来線乗り継ぎだとかえって高くなっちゃうんだよね。デフォルトの切符のルールである乗継割引がけっこう割引率高いおかげもあって。
— にせすか (@nisesuka) 2016年12月10日
自分作ったのでも、それぞれバラバラだと北斗指定+3500円くらい多く取られちゃうし
飛行機だとAIR DO1日前割引だとだいたい16000円くらい、当日でも道民割引なら23000円くらい。LCCという強力なのはいるけどあれはまた慣れてないと大変だって聞くしね。
— にせすか (@nisesuka) 2016年12月10日
さすがに新幹線も絡むし長距離だから、片道での割引きっぷは作りにくいと思うけど、往復前提のでいいから札幌東京往復きっぷバージョン2作ってくれたら助かる。
— にせすか (@nisesuka) 2016年12月10日
札幌圏と東京圏フリーエリアとか無くていいから、あれSきっぷ4みたいなので
— にせすか (@nisesuka) 2016年12月10日
@nisesuka 誤解招きそうな書き方してしまったので修正、乗車券は往復ともJRなので往復1割引きあって25,440円。それに特急料金上乗せだからけっこういくねやっぱり
— にせすか (@nisesuka) 2016年12月11日
だいたい言いたいことは上の一連のツイートで書きましたが、現状だと東京⇔札幌は約8時間半かかります。
ただスピードアップの余地はまだ大きくて、新幹線側も、上野~大宮の埼京線併走区間は騒音問題から低速での走行が、
盛岡以北のいわゆる整備新幹線区間では、最高時速が260km/hに(それ以外の区間では最高320km/h運転開始済み)、
そして青函トンネルでは貨物併用問題から140km/hでの走行を余儀なくされています。
さらに参考サイト歴史⑤ / 札幌~函館 特急「スーパー北斗」「北斗」 - ゲニウス(北)の北海鉄旅いいじゃないかにもありますが、実は札幌函館間の特急は3時間を切る運転をしていた時代があるのです。
その後の停車駅拡大やJR北海道の一連の不祥事や経済状況の悪化により最高速度が下げられ現在では3時間30分以上となっています。
これらの制約をすべて解決し、新幹線・特急ともにスピードアップを図れば新幹線3時間、特急3時間、乗継15分としてトータル6時間15分で「鉄路で」到達するのも夢では無いのです。
また料金面は割引にしくい諸事情はあるものの、企画券などの設定で少しでも下がれば、当日予約で飛び乗りという鉄道の強みを活かせるのではないかな、と。
ただ座席指定制度にも問題があって、特に新幹線側は基本「はやぶさ」のみなのですが「はやぶさ」は全席指定なのです。
つまり座席指定が取れないとそもそも新幹線には乗れないということになってしまいます。
(※満席の場合、立席特定特急券というきっぷが発売されるので、席があくまで立ち乗りで乗る、ということもできなくはないのですが…)
この全席指定というのが曲者でもあって、特に東京側からの乗車の場合、1時間に1本程度の北海道行きはやぶさは指定席が埋まりやすく、満席で取れずに鉄道利用が難しくなってしまっています。
せっかくの鉄道ならではの飛び乗りが制約されてしまうのはもったいないですね…。せめて3両くらいは自由席があれば…。
あと最後に、札幌~東京なんて飛行機があるから使わないよwなんて声もありますが、私も巻き込まれた12月大雪のような事態があれば、空港に何日も缶詰…なんてこともあるし、航空便はそもそも需要の繁閑によっての値段高騰が激しすぎ、特に当日や前日にならないと予定が組めない場合は、当日でもそれなりの運賃で乗れる鉄道移動コースの需要を掘り起こせればなーとか。
北海道新幹線が札幌まで延伸するのは2030年頃とされていますが、早期完成を実現するためには少しでも東京⇔札幌の鉄路シェアを掘り起こし実績を重ねて説得材料とするしかないかなと。
私個人的にはできれば鉄路で行きたい派ではあるのですが、いかんせん運賃が高いのでどうしてもLCC、もしくはAIRDOということに…。
ただ現状でも全く割引が無いわけではなく(乗車券について往復ともJRの場合1割引になる)、時間とお財布が許せば積極的に使っていきたいな、と。
でも航空便はホテルセットがかなりお得で現実的にはこちらになって…しまうんだよねー…(汗)。
長文でしたが最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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